嘘、マジで!?」

「それは本気と書いて、というやつでしたっけ?志藤くん」

feeling

変わってるという意味を持つ言葉はもう覚えきれないくらいに言われてきた。
面白いと言われたのは、3度目。まだ片手の指で数えられるくらい。

「やっぱ良いわ嬢さん!好きだな」

いいねと言われのは2度目。「好き」は初めて。
あまり多く言われると1つ1つ薄れていくけど、初めては忘れにくいから、嬉しい。

「そんな風に言われるのは初めてで、嬉しいです。肉まんも好きになれますね?」
「嬢さんらしい理屈やね。肉まんは理屈無しに美味いもんだけどね。」
「そうですか、いただきます」

もしかしたら好きと言ってくださったのは、理屈抜きのものだったのですか?
だとしたら嬉しいです。理屈を抜きにした言葉は心から思ったものが多いですから。

「本当に美味しいです。この前のたこ焼きに次ぎ、お気に入りが増えました」
「屋台のおじさんもいい人だろ〜なんか気が合うんだよね」
「はい、面白い方ですし、志藤くんにも似ていらっしゃいます。」

志藤くんは、昨年まで"箱入り娘"だった私をいろんな所へ連れ出してくれる、素敵な方。
明るくて、優しくて、いつも側にいてくれる、だからでしょうか?志藤くんの側は楽しいです。
新しい学校で初めてできたお友達というものなのです。

「げっ、えっ何処が似てる!?あんな髭ボーボーな・・・」
「雰囲気ですかね・・・大きく笑うところとか、私にいろんなこと教えてくれるところとかですかね?」

初めて見たこと、体験したこと、初めて感じたあの気持ちとか。宝物です。

「そういうところが、すごく大好きなんです!・・・あ、どうなさい・・熱ですか?」
「いやっ照れとかいうもので、嬢さんにはあまりなさげな気持ちだと・・・思う、けど」
「ええとあれでしょうか?志藤くんが好きと言ってくださるとき、体がぽかぽかするやつです!」

「〜〜なんかちょっと違うかも。照れは恥ずかしいってやつだよ」
「そうですか。でしたら私が感じた気持ちはなんでしょう。どう言葉に表せば・・・」

思ったことを伝えられないのは、少し歯痒い気持ちです。

「もしかしたら、す・・・とかごめん言ってみただけです」
「え!もう一度だけ。もしかしたらそうかもしれませんし・・・あ、でも」

これから知っていけば良いのですよね。
いろんなことを体験していけば、言葉も覚えていくかもしれません。

「そっか、『すき』と言っていただけますか?」
「へ!?なななななっん!本気で!?・・・って冗談なんか嬢さんは言わないね」

もう一度だけ経験したら、この感覚を覚えるでしょうか。
何だかくすぐったいような、暖かい気持ち。いつか言葉にして伝えられるでしょうか。

「・・・すき、だよ。」
「ありがとうございます。えへへ嬉しいです。」


嬉しいから嬉しいって言う。楽しいから楽しいっていう。それは理屈じゃなくて
―――――好きだから好きって言う。心からの想い。


「私も、すきです」 ここまで入れたらさすがに彼をいじめすぎかな・・・と(笑)ありがとうも立派にですが、ごめん志藤さん!
実は嬢さんと呼ばれる女の子を書きたかっただけかもです。(ちなみに某ドラマの影響ではなく/笑)

タイトルは直感的な感覚、気持ち、辺りで取って下さると嬉しいです。どれでもいいですが。
上手く思い浮かばない時は英語に逃げてみるのですが、間違ってたら恥ずかしいです。